都教委、「就学前教育カリキュラム活用ハンドブック」を作成・配布
東京都教育委員会は11日、23年3月に就学前教育の充実に向けた取組として発行した「就学前教育カリキュラム」の具体的な活用方法を掲載した「就学前教育カリキュラム活用ハンドブック」を制作し、75,000部を都内の幼稚園・保育所・公立小学校及び関係機関等に配布したと発表しました。
同カリキュラムでは0~5歳児で確実に経験させたい内容や、小学校入門期の教科別の指導内容と、その際に就学前の経験がどのように踏まえられているかなどがまとめられており、同ハンドブックはカリキュラムの抜粋と活用方法例の2章から構成されています。
同ハンドブック・カリキュラムとも東京都教育委員会のホームページから全頁ダウンロード可能となっています。
保育園や幼稚園と、小学校との連携や接続にはいろいろと課題も多く、各地域で保育園と幼稚園、小学校が一体となって連携の在り方等を検討する「保・幼・小連絡会議」などが開催されています。
このカリキュラムの公表によって、保育園や幼稚園と、小学校との連携や接続に一定の効果や共通理解を形成し、よりスムーズな子どもたちの就学の支援につなげていきたいという教育委員会の考えがあるようです。
・東京都教育委員会 「就学前教育カリキュラム活用ハンドブック」の作成・配布
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/shidou/shuugaku4.htm
・同 「就学前教育カリキュラム」を作成しました(プレスリリース)
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr110414sy-2.htm