おおたみんなの家

おおたみんなの家の園長ブログ

大田区による給食の放射能物質検査の結果

 

大田区にて給食の放射線物質検査がおこなわれました。その結果は以下にて発表されています。

●学校給食・保育園給食の放射性物質検査について

http://www.city.ota.tokyo.jp/shinsai/houshasen/kyushoku.html

 

東日本大震災から丸2年が過ぎようとしていますが、震災後の被災地支援や復興、また原発事故の後処理などなかなか明確な目途が立たないままです。

特に原発事故による放射能汚染については、昨日(2月20日)も三陸で水揚げされたタラから高濃度の放射性物質が検出され、調査の結果、福島県沿岸から北海道周辺海域までを回遊している魚は汚染されたエサの捕食、または汚染された海底の砂泥によって体内に放射性物質を盗り込んでいる可能性があるというニュースが流れていました。

風評被害による復興の妨げは避けなければなりませんが、放射能に汚染された食材が市場に流通することは決してあってはならないことです。ニュースでは、水揚げされた場所が産地とされる産地表示の現行ルールを、どこの海域で獲れた魚か分かるように変えるべきではないか、という意見が述べられていました。

 

放射能汚染だけではなく、ここ最近では隣国からのPM2.5という微小粒子状物質の飛来など環境汚染に関する話題は尽きません。ただ、よくよくその発生要因をたどってみると、結果、私たちの生活や経済活動といったところにたどり着きます。

地球上で人間の営みが原因となる環境汚染や破壊について、私たち一人ひとりが当事者意識をもち、自らの生活のあり方や消費行動を変えていくことや、イノベーションによる環境保全を真剣に考えていくべきなのでしょう。そしてまた、そういう新たな技術や知識が世界中の環境保全と生産性向上に役立つとき、真に豊かな社会が実現するのではないでしょうか。

ちょっと理想論を書きましたが、理想失くして進歩無しとも言います。私たち一人ひとりが自らの行動を少しずつ変えれば、それは1億倍(人口)になり、大きな大きな力となります。まずは身近な一歩から始めてみたいと思います。