おおたみんなの家

おおたみんなの家の園長ブログ

子どもの足のケアをしましょう!

 皆さんはお子さんの「足のケア」をどのようにされていますか?「足」は身体を一番下で支えますから、歩行だけでなくバランス感覚や姿勢など、身体全体に影響を与えます。日常的に観察したりケアしたりしながら、子どもたちの健やかな成長を守りましょう。

 歩行の際にどのような足の使い方をしているか、自分のお子さんを観察されたことはありますか?歩行の時は誰でも必ずカカトから着地します。カカトから着地した後「外側の縦アーチ」を使い体重は小指の付け根まで移動します。次に小指の付け根まで達した体重が「横のアーチ」を伝わって親指の付け根まで移動して、最後は親指を蹴り出して体が前に進みます。この蹴り出しの際に使われるのが「内側の縦アーチ(土踏まず)」です。

 赤ちゃんの足にもある程度この3つのアーチは存在し、子どもたちはハイハイの時から体験的に足の平(ひら)や指の使い方を覚えていき、やがて、高這いやつかまり立ちをし始めると、足全体を使って身体を支えることやバランスを取ることを覚え、その過程で歩行に必要な足の使い方を覚えていきます。そして、筋力等の成長に伴ってこの3つのアーチが徐々にハッキリ見られるようになり、そのアーチが身体全体をしっかり支えるバネのような役割を果たし始めます。

 

 こういった健康な足を育てるには、凸凹した地面を歩いたり走ったりすることがとても良い効果を与えるそうです。できれば裸足で凸凹した土の上やゴロゴロした石の上を歩くと、さらに良い効果があるようです。裸足で安全に遊べる場所を見つけて、休みの日には親子ともに裸足で身体を動かして遊んでみてはいかがでしょうか。

 また、靴のサイズは年に3~4回くらい見直しましょう。いまお子さんが履いている靴はどうですか?靴のサイズが合わないと、偏平足になって疲れやすくなったり、巻き爪が生じたりする原因になります。小さすぎても大きすぎても子どもの足に影響が出ますので、靴を購入する時には、店の人に正確なサイズ(縦、幅)を図ってもらい、それに合う靴を選ぶことが大切です。

 靴の中敷きは必ず3つのアーチを支えるような立体的なものを選びましょう。また3本マジックテープのように、足全体をしっかりホールドして、子どもの足の動きに靴がしっかりフィットするタイプの靴が望ましいそうです。どうせ成長するのだからと、大きめの靴を履かせてしまうと、靴の中で足が踊る(フィットしない)ことで、歩行や走り方などの姿勢が悪くなることがあるそうです。

 さらに、足の爪は指先の形状に合わせるのではなく、真横に一文字になるよう切っていきましょう。もし切った後の角が気になるようであれば、軽く角先をカットするか、爪用ヤスリで角を丸く仕上げます。

 足のケアは意外に見落としがちですが、とても大切な部分です。日常的に小まめに観察してみてくださいね。