おおたみんなの家

おおたみんなの家の園長ブログ

第1回卒園式

3月16日(土)は、おおたみんなの家が開園して初めての卒園式でした。

 卒園する11名のそらぐみの子どもたちは、緊張の面持ちでしたが、式が始まるとはつらつとした明るい表情で卒園式に臨みました。一人ひとり名前を呼ばれて、一礼しながら自席に入場したのですが、先に入場する友だちに気遣いをしたり、きびきびと歩いてきちんとお辞儀をしている姿に、とても素晴らしい成長が感じられました。

 当園では卒園証書は一人ひとりの文面が違います。すべての子ども一人ひとりの特徴や成長の姿を卒園証書に盛り込んで、職員が毛筆で手書きをしています。卒園証書をもらった子どもたちが、将来大人になった時に読み返し、自分のことをちゃんと見ていてくれた親以外の大人が居たことを実感してくれたら幸いです。

 証書を受け取った子どもは、一人ひとりが親に宛てた作文を読みます。どんなことを書きたいか、自分たちで決めた内容を自分の言葉で書いた作文です。感極まって泣き出してしまう子どもも居ましたが、卒園児同士が励まし合って涙を拭いて読み切る姿は、とても美しくたくましい姿です。

 その作文を子どもが読み終えると、保護者は子どもにメッセージを返します。もちろん、皆さん涙ながらのメッセージです。その保護者のメッセージを、にこやかな微笑みを浮かべてきちんと聞いている子どもの姿にも、胸を打たれました。

 また、初の卒園児を送り出すために、多くの職員たちが遅くまで夜なべをしながら、精一杯の気持ちを込めて卒園式をコーディネートしてくれました。そして、年中のうみぐみの子どもたち、年少のにじぐみの子どもたちも乱れることなく1時間半余りの卒園式に臨席してくれました。

 卒園児、保護者、職員、在園児、みんなの想いがひとつになって、とても温かい素晴しい卒園式がおこなえたことを心から喜びたいと思います。

 最後になりましたが、雨の日も風の日も、朝の忙しい中にも笑顔で子どもを保育園まで送り届け、子どもの健やかな成長のために、保育園の運営にいろいろとご理解、ご協力をいただいた保護者の皆様に、心から感謝を申し上げたいと思います。